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皆さんこんにちは!
CEGハウジング、更新担当の中西です。
目次
〜生活排水処理の変遷と、私たちの暮らしを支えてきた技術〜
今回は、私たちの業務の中心でもある「浄化槽設置工事の歴史」についてご紹介します。
一見すると地味な分野かもしれませんが、私たちの生活インフラを陰で支えてきた極めて重要な技術です。
現代において、トイレ・風呂・台所・洗濯などから発生する排水は、下水処理場または浄化槽を通じて浄化されます。
都市部では下水道が整備されている一方で、地方・郊外・山間部・離島などでは「浄化槽」が生活排水処理の主役です。
日本で浄化槽が広く導入され始めたのは高度経済成長期の1960年代。
都市の拡大とともに人口が郊外に流れ、下水道整備の追いつかない地域で個別処理型の浄化槽が求められるようになりました。
当初は「単独処理浄化槽(トイレ排水のみ処理)」が主流でしたが、後に「**合併処理浄化槽(生活排水全体を処理)」の重要性が高まり、普及が進みました。
これにより、設置・維持管理の基準が全国的に統一され、
“ただ設置すればよい”から“適切に維持してこそ意味がある”へと変化。
国の方針として「単独浄化槽は廃止方向」とされ、補助金制度などを活用した入れ替えが進行。
「トイレだけでなく、生活全体の排水を処理する」という概念が広まりました。
気候変動や災害対策の観点から、コンパクトで自己完結型の排水処理設備である浄化槽が再評価されています。
浄化槽は、ただ汚れた水を“流す”だけの設備ではありません。
「自然に近い形で水を戻す」仕組みであり、雨水や地下水、そして私たちの飲み水にも間接的につながる存在です。
地方や山間部では、浄化槽が川や田畑を汚さないための最前線の守り手になっています。
集中処理から分散処理へ
災害時に自立稼働するバイオ式浄化槽の需要
海外展開(途上国・離島への技術提供)
浄化槽技術は、今後ますます進化し、「安全な水循環」を守るグローバルスタンダードへと成長していくことでしょう。
CEGハウジングは、五島の皆様の暮らしを支えるパートナーとして、これからも役立つ情報をお届けしてまいります。
次回もお楽しみに!
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