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皆さんこんにちは!
CEGハウジング、更新担当の中西です。
目次
当社のブログをご覧いただきありがとうございます。
前回は、そもそも「浄化槽とはなにか?」について、基本的な役割や暮らしとの関係をお話ししました。
今回は一歩踏み込んで、実際にどんな種類の浄化槽があるのか、そしてそれぞれどんな特徴や違いがあるのかについて、わかりやすくご紹介していきます。
一口に「浄化槽」と言っても、実は使い方や建物の種類、排水の量などに応じて、さまざまなタイプが存在します。
ここでは、代表的な3つの浄化槽をご紹介します。
これは、トイレの排水だけを処理するタイプの浄化槽です。
かつては個人住宅などで広く普及していた方式で、設置も比較的コンパクトで済むため、過去にはよく使われていました。
しかしこの方式には大きな弱点があります。
それは、台所やお風呂などからの生活排水が未処理のまま放流されてしまうという点です。
そのため、現在では環境保護の観点から、新たに単独処理浄化槽を設置することは原則禁止されています。
既存の設備についても、合併処理浄化槽への切り替えが全国的に推奨されています。
今もっとも主流となっているのが、この合併処理浄化槽です。
名前の通り、トイレの排水に加えて、
台所
お風呂
洗面所
洗濯機
といった、家庭内すべての排水をまとめて処理できるのが最大の特徴です。
内部では微生物の力を活かして汚れを分解し、きれいな水にしてから安全に放流することができます。
そのため、単独処理方式に比べて衛生面でも環境面でも圧倒的に優れた構造です。
新築住宅はもちろん、リフォーム時の入れ替え、商業施設や事業所などでも幅広く採用されています。
家庭用では人槽(にんそう)と呼ばれる“処理できる人数の目安”に応じて、サイズや容量を選びます。
例えば「5人槽」「7人槽」といった表記がされており、設置場所や用途によって適切な選定が必要です。
このタイプは、集合住宅や福祉施設、学校、宿泊施設などで使用される、いわゆる大型の浄化槽です。
複数の世帯や利用者から排水が発生するため、合併処理型よりもさらに大きな処理能力を備えており、定期的な点検や管理もより厳格に行われます。
施設の規模や使用頻度、敷地条件などに応じて、設計から施工まで一貫したプランニングが求められるため、専門知識や経験が不可欠な分野です。
当社では、こうした大規模施設での施工実績も多数あり、設計段階からのご相談にも対応しています。
「どれが良いのか分からない」という声をよくいただきますが、
大切なのは「建物の使用目的」「利用人数」「敷地の広さ」「予算」などに応じて、最適なタイプを選ぶことです。
設置後の維持管理や法的な対応も含めて、専門業者にしっかりと相談しながら進めるのが安心です。
浄化槽には、暮らしの規模や用途に応じて様々なタイプがあり、それぞれに役割や特徴があります。
単独処理浄化槽は、現在では新設できない
合併処理浄化槽が家庭用としては主流
小規模処理施設型は施設向けの大型タイプ
浄化槽を正しく選び、適切に使うことが、快適な暮らしと美しい環境づくりにつながっていきます。
次回もお楽しみに!
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