オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2025年4月21日

第2回五島の暮らしを支える給排水・衛生設備工事講座

皆さんこんにちは!
CEGハウジング、更新担当の中西です。

シリーズ「五島の暮らしを支える給排水・衛生設備工事講座」第2回をお届けします。
前回は「給排水衛生設備工事とは?住宅ライフラインの役割と工事の流れ」をご紹介しましたが、今回は「故障・トラブル予防の基本:日常点検とセルフメンテナンスのコツ」をテーマに、普段の生活でできる簡単なチェックポイントと、ご家庭で対応可能なセルフメンテナンス方法を詳しく解説します。五島の風土や水質特性に合わせたアドバイスも盛り込みましたので、ぜひご参考にしてください。


1.なぜ日常点検が大切なのか?

給排水衛生設備のトラブルは、放置すると水漏れやカビ発生、配管の腐食、浄化槽の機能低下など大きな被害につながります。特に五島では、島特有の塩分や風雨、地盤の変動などが配管や機器に影響を与えやすいため、早期発見・対処が不可欠です。日常点検を習慣化することで、未然にトラブルを防ぎ、結果的に修繕コストの削減や快適な暮らしの維持につながります。


2.日常点検のチェックポイント

以下の項目を月に一度チェックするだけで、故障リスクを大幅に軽減できます。

 

チェック箇所 点検内容 セルフメンテナンス例
蛇口・水栓金具 ・ハンドルの固さ・ガタつき
・水漏れ(ポタポタ滴下)
・パッキン交換
・水垢・カルキ汚れの除去
排水口・トラップ ・水が流れにくくないか
・悪臭の有無
・トラップ内のゴミ詰まり
・ぬるま湯+重曹でパイプ洗浄
・ゴミ取りネット設置
給湯器リモコン ・エラー表示の有無
・温度設定の動作確認
・リモコンの乾電池交換
・配線・接続部の緩み確認
浄化槽(※該当地域) ・水面の泡立ち
・悪臭や変色
・エアポンプの運転音
・エアストーン清掃
・ブロワーのフィルター交換
屋外配管・水道メーター ・凍結・凍結防止管の断熱材の劣化
・塩害によるサビの発生
・断熱材の補修
・ステンレス部の防錆スプレー塗布
トイレ周り ・便器の接地部からの漏水
・タンク内の流水音
・ウォシュレットの動作
・タンク内部のボールタップ調整
・便座パッキン交換

2-1. 蛇口・水栓金具のセルフケア

  • パッキン交換:ハンドルを閉めても水が止まらない場合は、蛇口内部のパッキンが劣化しています。ホームセンターで合うサイズを購入し、ドライバー1本で簡単に交換可能です。

  • カルキ汚れの除去:五島の水道水はカルキ臭が少ないものの、ミネラル分が残りやすい場合があります。蛇口周りに白い汚れが付着したら、酢と水を1:1で薄めた溶液に布を浸して拭き取り、その後中性洗剤で仕上げるとピカピカに。


2-2. 排水口・トラップのセルフケア

  • 重曹+お湯洗浄:ぬるま湯200mlに重曹大さじ2を溶かし、排水口に流し込んで30分放置。その後熱めのお湯を注ぐだけで、ヌメリや軽い詰まりが解消します。

  • ゴミ取りネットの活用:シンクや洗面台の排水口に専用ネットを取り付け、髪の毛やゴミをキャッチ。月に1回ネットを交換すれば、排水管の詰まり予防に効果的です。


2-3. 給湯器リモコンの点検

  • エラーコードの確認:リモコンに表示されるエラーコードは、故障箇所を特定する手がかりになります。取扱説明書を参照し、軽微なエラーはリモコンのリセット操作で復旧することがあります。

  • 乾電池交換:リモコンが反応しにくい場合は、まず乾電池を交換。古い電池による通信不良を防ぎます。


2-4. 浄化槽のセルフケア(該当地域)

  • エアストーン清掃:エアポンプからの気泡が少なくなったら、浄化槽内のエアストーン(エアチューブ先端部)を取り外し、真水で洗浄。汚れがひどい場合は交換が必要です。

  • ブロワーフィルター交換:ブロワーの吸気フィルターは、半年に1回を目安に交換。ホコリや虫の侵入を防ぎ、ポンプ寿命を延ばします。


2-5. 屋外配管・塩害対策

  • 断熱材の補修:冬場に凍結防止で巻いた断熱材が劣化すると、配管破裂の原因に。ひび割れや剥がれを見つけたら、すぐにテープ補修か交換を。

  • 防錆スプレー塗布:海風にさらされやすい屋外の金属部には、ステンレス用防錆スプレーを定期的に塗布。塩害による腐食を抑制します。


3.トラブル発生時の初期対応

万が一、セルフメンテナンスで改善しないトラブルが発生した場合は、次の手順で初期対応を行い、その後すぐにプロにご相談ください。

  1. 元栓・止水栓を閉める:水漏れや破損が疑われる場合、被害拡大を防ぐために家全体または該当箇所の止水栓を閉めます。

  2. 電源を切る:給湯器や浄化槽ポンプが異常動作している場合は、リモコンやブレーカーで電源をオフに。

  3. 状況写真の撮影:修理業者に状況を正確に伝えるため、漏水箇所やエラー表示の写真を撮影しておくとスムーズです。

  4. CEGハウジングへ連絡:24時間対応の緊急サポートダイヤルにご連絡ください。最短即日で駆けつけ、応急処置から本格修理まで対応いたします。


4.まとめ:日常点検で安心・快適な暮らしを

  • 月に一度のチェックで、配管や機器の小さな異常を早期発見。

  • セルフメンテナンスで軽微なトラブルをその場で解消し、プロへの依頼タイミングを最適化。

  • 緊急時の初期対応を覚えておくことで、被害を最小限に抑制。

  • 地域密着のCEGハウジングは、緊急サポートから定期点検、浄化槽の法定検査代行までワンストップで安心をお届けします。

次回第3回では「トイレ・浴室リフォームのポイント:快適性と節水・省エネを両立する方法」をお届けします。最新の節水トイレやユニットバスの選び方、リフォーム時の注意点などを詳しく解説しますので、ぜひご期待ください!


CEGハウジングは、五島の皆様の暮らしを支えるパートナーとして、これからも役立つ情報をお届けしてまいります。次回もお楽しみに!

apple-touch-icon.png